古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

The Sarashina Diary

 

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A woman's life in eleventh  century japan 

数年前、コロンビア大学から英訳が出版されている。

写真も多く読みやすそう。

日本人学者も参加している。

 

源氏物語がもてはやされているけど、それは悪く言えば貴族社会の情痴小説。

 

更級の方は女の一生を記す。

僻地居住者の都会へのあこがれ

うだつの上がらない父親

当時としては行き遅れの超晩婚

姉の死、乳母の死、夫の死

周りに人がいなくなり、姥捨てを口にするような晩年

はるかに普遍性があり、共感を得られると思う。

猫のエピソードは昨今の猫動画ブームと変わらず、その点で時を超えている。

 

 

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