古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

更級日記と池田の池

吉野秀夫氏は数冊の研究成果を本にまとめて公にしている。

f:id:hen-un:20210312212501j:plain

 

更級日記の「いかたというところにとまりぬ」の「いかた」という地名の場所解明に重きを置き、さらに関連する地名や詳細なルートについて見解を述べている。

驚くほどの情熱、ボーリング調査まで厭わないその科学する精神は専門研究家もたじたじとなるのではないか。追随を許さない。

読書も広範に及び、梅原猛さんの「歴史学はしょせん資料と想像力との格闘の学問」なる言葉も教えてくれる。

 もっと知られてよいと思う資料だ。