古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

日本古代史研究辞典

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「はじめに」にある問題意識でもわかるが(*)、それへの手助けになる平易に総合的に書かれている良著と思う。

 

(*) 研究の深化と拡大は、必然的に日本古代史研究の全体的状況を把握することを困難にし、新たに研究を始めようとする学生のみならず、専門の研究者にあっても途惑いを覚えざるをえないありさまである。

 

資料、文献等の記載も丁寧。執筆者の大半は大学教員であるが、宮内庁書陵部の職員や公立中学校の事務職員も含まれる。

1995年初版 4800円東京堂出版