2021.6.4付読売の記事が興味深かった。
吉村武彦さん(1945年生まれ)はじめは東大でフランス近代史を志したが、日本史に転
じ、興味を持ったのが明治維新。
が、近代を知るためには近世、近世を知るためには中世を知らなければと遡るうちに古
代史が専門分野になったとのこと。(マルクス主義的歴史学に束縛されたくないとの考えもあったようであるが。)
そして一次資料が少ない古代社会の解明のため、歴史学のほか考古学や文学研究の成果をも取り込む「古代学」を提唱しているとのこと。
更級日記研究をしている人の場合は文学から出発して、歴史学、地理学、考古学へと進む人が多いようだ。