古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

古代東海道 下総の国⑭ 千葉寺→亥鼻→河曲驛(かわわのうまや)」へ V2

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では千葉寺観音を後にしてこれから進む道を古い110年前の地図で見て見る。

千葉中学校、県庁、裁判所、医科大学、左上に千葉神社と廃寺になっている大日寺が見える。

 

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千葉寺三叉路

 

 

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 千葉寺のそばにあるカトリック教会

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下りとなる。

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二股に分かれる。バスが通るのは左。一方通行の右側に入る。

一口で言って数十年タイムスリップしたかのような雰囲気の良い道だ。

文京区目白通りの台地下の道に似ている。あるいは本郷4丁目あたりか。

ただ、まっすぐなのが気持ちよい。

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この道は亥鼻の台地西側周縁に沿って北上している。

したがって右側は崖状。

上は現千葉高キャンパスではと思う。

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ここを卒業して弁護士をやっている友人がいる。コロナでこの2年あっていないが、あったら伝説の武田教諭のこと(長南武田氏の末裔で殿様と言われていたとか。NHK松平アナウンサーみたいだ。)や考古学サークルのことを聞いてみたい。高校教師とその指導を受けた生徒が後に残る成果を出している珍しいケースではないか。

県庁所在地ど真ん中に残る廃屋

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すこしづつミニマンションもできつつある。

 

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高徳寺

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 県立図書館

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右に曲がれば坂道正面に千葉県文化会館が見える。

 

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武部健一氏は著「古代の道」でここについてこう書いている。-84頁ー

 河曲驛(かわわのうまや) ー千葉市中央区市場町ーは千葉県庁の裏手で、千葉県文化会館のある小丘上に想定する。浮嶋駅から13.5キロである。

これまでの井上(市川)、浮嶋(習志野市谷津)両駅も、また、この河曲驛でも木下(良氏)は路線の屈曲点、台地上あるいは台地下の泉や井戸の存在などを駅間距離と合わせて駅家の比定地としている。

 

河曲驛の名は東海道で二つ目だが、ここもまた東京湾にそそぐ都川が河曲驛のある小丘陵によって屈折している地点である。

 

 

なお、図書館は古く狭く、県立青葉の森公園内への移転が決まっているが移転先でまたもや、遺跡が発見され建設は遅れているらしい。自分の移転工事で遺跡が見つかりその発掘報告を図書館内地域行政資料コーナーに保管し、遺跡は消滅することになるとは。

 

図書館の先隣りには別のお寺の入り口が。

中世千葉氏に関連するお寺 浄土宗 胤重寺(いんじゅうじ)

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このまま道なりに進みたくなるがちょっと待てよ。

とんかつ店の斜め後ろに吾妻橋が待っている。

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とんかつ店のところを右に曲がると丘の上にいろいろな公的施設がある。

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例えば、

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とんかつ店の前を左折し房総往還を横切る。

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吾妻橋

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吾妻橋(写真)右隣の橋は主流の大和橋。奥に見えるのは亥鼻の丘

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吾妻公園と真言宗豊山派寺院(千葉に多い。確か上総国分寺の現所属宗派も)

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中央4丁目交差点

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小映画館千葉劇場。良心的な作品上映を行っている。飯田橋の佳作座を思い出す。

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右は郵便局の車庫

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 さらにまっすぐ

 

 

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おや、変わった雰囲気の場所に出た。

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中世期、鎌倉時代の千葉氏本拠地

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注)文中にある神奈川の称名寺はかなり重要なお寺らしい。ちょうど今どこかで展示の対象になっているようなので興味がある方は調べてみては。

 

右側に見えるのは千葉神社

こちらは元気だ。

 

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直行を続ける。

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