古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

海面の高さと時代区分の長さ

旧石器時代縄文時代弥生時代古墳時代→ 奈良・平安時代鎌倉時代と続く程度のことは識貧困な当方でも知っているが、それぞれがどのくらいの期間続いているのかは感覚的にはつかみがたい。

 

昔の入り江の位置、道路の位置は各時代当時の海面高さで大きく変わる。

葛飾郡真間の手児奈の場所などはその一例だろう。

 

船橋市からいただいた取掛西貝塚のパンフレットはとても参考になる。

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 ポイントは

1万年前は 海面は今より40m低かった。

その後の急激な温暖化により6千年前には今より2~3m高くなった(縄文海進という)

 

この図面を見てびっくりする。

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6000年前は現東京低地は海の底(青色)。

1万年前は東京湾は数分の一(赤色)。アクアラインも必要なかろう。

最低限6千年前という区切りは覚えておく必要があるようだ。

 CO2排出増による地球温暖化が叫ばれる今日この頃であるがこれとは関係ないところでも温暖化と海面上昇は生じているのがわかる。

 

 

下の表がいい。

縮尺が均等なので感覚的に長さがわかる。

縄文時代は16000年前から2千数百年前までととても長く、6期に分ける理由がわかる。

 

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古墳時代はあっという間の短さ!

 

取掛西貝塚縄文時代早期前葉(約1万年前)の竪穴住居跡がある貴重な遺跡だそうです。