古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

古代東海道更級日記の道 武蔵国㉔ 多摩川台公園の古墳(大田区田園調布1丁目)

3か月くらい前に新聞で紹介されていた(読売 2021.12.13)。

丸子橋に近いし、そばにある遺跡として是非とも寄ってみたかった。

日没までまだ時間があるのは幸いだ。

 

手前に神社があるが、俗っぽいたたずまいに見えたし、一般に多摩川台公園内の古墳と共に紹介されることはないようでパスして後ろの多摩川台公園内に直行した。

不勉強・準備不足ゆえの機会喪失となってしまった。ご近所で何度も来られるのでない限りもったいない。

 多摩川浅間神社は古墳を擁している。

 

脇の道を進み急階段を上って公園内に。

途中で目に入る多摩川の光景は国府台里見公園で目にする江戸川の風景にそっくり。

大田区多摩川台公園古墳展示室は月曜休館であったが、ガラス越に係員氏の姿が見えたので聞いてみると資料をいただけた。大助かり。

 

まずは手前の亀甲山(かめのこやま)古墳から。

 

木に覆われ、フェンスで入れず全容はつかめない(まだ掘られていないらしい)。
大木の根は土中埋蔵物を破壊し望ましいとは思えない。

千葉県内で芝張にし、自由に登れる未発掘の前方後円墳を体験しているだけにその点は残念。

 参考 写真は下総国⑥ 大覚寺山古墳

        

 

空から見ると

 

公園の北端には宝來古墳があるがその二つの前方後円墳の間に8基の古墳があり、道に沿って歩いていける。下は第5号墳

 

 

 

宝來山古墳の先端、後円部は住宅開発で削平されフェンス張りとなっている。

むごい。

ただし上部が芝で間に道があって様子がうかがえるのは利点だが。


 

なお、公園脇に止めてあるママチャリ自転車に特徴が。

普通の街は1~2割ぐらいだがここはほぼすべてが電動アシスト自転車

お金持ちの田園調布だから、ではなくあたりの起伏があまりに激しいからだろう。

多分今芦屋に行けば同じだと思う。ここら辺は次回に。