古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

邪馬台国連合VS狗奴国(くぬこく、くなこく)連合

白石太一郎氏の「東国の古墳と古代史」を手にした。 (初版 2007年 学生社) 読みやすく、率直な言い方をしてくれているいい本だと思う。参考になる箇所が多い。 1 先ずは、本文内容ではないが序文の箇所。 国立歴史民俗博物館の創設にあたっての井上光貞、岡…

リアルな体験とネット・文献での知見の差異 ③ 五反田

「世界は五反田から始まった」(ゲンロン)との地名入り題名が良かったのかずいぶん話題となった。 大佛次郎賞という朝日新聞系列の受賞だが先日12月29日の読売新聞で東大教授宇野重規氏との街歩き対談が記事となっている。 この写真、目黒川の橋で撮ったとあ…

リアルの体験とネット・文献での知見との差異② 高輪,二本榎通り

同じく3月28日の歩きについての想い。 菅原孝標一行が歩いたここら辺の古代東海道ルートは済海寺のいわれはあてにならないがほぼこの二本榎通りでいいと思う。 理由:尾根筋の安定した地形である。下の旧東海道はまだ不安定箇所。 遺跡も散見され、補強証拠…

リアルに歩くこととネット・文献で得られることの差異(1) 

はやり病のこともあって、在宅勤務の度合いが多くなり、現地踏査ではなくネット・文献調査や問い合わせ調査が著しく増えている。 それは簡易・簡便で経済合理性に富む。しかし得られる効果は一面的で当初の目的・企画を超えることはほとんどない。 しかし実…