古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

更級日記東京の道⓭ 高輪から大井町駅へ(その3) 居木橋から大井町駅へ

御殿山の坂を下った居木橋界隈から先、延喜式東海道の大井駅と比定されるJR大井町駅付近へのルートが問題だ。 道路技術者で古代道研究家の武部健一氏は著書で(進路は逆になるが)、「多摩川を渡り、中原街道の中延付近で東に折れ、大井駅で90度左折し、直…

更級日記・東京の道⑫ 高輪から大井町駅へ(その2) 御殿山から居木橋へ

御殿山交番前で八ツ山通を渡るが向こう側に3本の道があって、迷う。 進行左からAとB2本は御成門通り、道灌通りと名がついている。 真正面だし、「お成道」の立て看板もあるしと御成門通りAに入り、そのままミャンマー大使館前まで歩いたが、後で考えると違っ…

⑪ 高輪から大井町駅へ その1 伊皿子交差点、二本榎通、柘榴坂、高輪4丁目

聖坂から続く道を進み、伊皿子交差点を過ぎて高輪に入いる。 とまもなく右手にこんもりした森を持つ邸宅が見えてきた。 おや、その広大な邸宅前スペースには警官が立っている。なんで? 後でわかった。仙洞御所建設中のため、上皇夫妻が仮住まいしていた高輪…