西島秀俊主演、濱口竜介監督が村上春樹の短編を映画化した『ドライブ・マイ・カー』が、全米批評家協会賞にて作品賞、主演男優賞など4部門を受賞。
というニュース。
前に感想を述べた後、原作を読んでいるのでそのあたりの感想を。
原作と脚本でどの程度の乖離があるのか。もしかして原型をとどめないレベル?
興味があったが、かなり原作の香りが漂っている。
ざっと読む限りこの短編集のうちの2編をミックスして1作品にした感じを受けた。
ならば、春樹をもう少し評価してあげてもいいのでは?
村上を腐すのがトレンドになっているみたいなのはいかがなものか。
そのうえで短編集の感想を。
本のタイトルになっているようにテーマは、突然女に去られた喪失感!
ここがワンパターンといわれるゆえんか。
それともう一つ気になる点が
なんで性描写をいつもああも加えるのだろうか
駅売りスポーツ新聞でなく,週刊実話でなく、朝日芸能でなく読者サービスなど不要に
思うが。
いや、心底村上氏が好きなのかも。
表現における性依存症じゃないの?
東京芸大の学長さん、濱口竜介監督との会談は大学としての栄誉感を満喫してとても嬉しそうだった。
芸大にとって大学院制度の変革は成功だったと思う。
音楽演奏家では先日のショパンコンクール入賞者が二人とも桐朋女子高出身だったように国立大は早期教育に結び付けている私大にかなわないと思う。
大学院は違う。他大学学部卒で生きのいい将来性ある青年を引っ張ればよい。
映画監督と写真家でうまくいっている。東大卒の濱口氏、写真家では早大卒の石川氏。
此れからのゲーダイは大学院で音楽以外の分野でトップを目指すのが効率的だ!
考えてみれば欧米風だ。