道灌は海近くに江戸城を築いた(1457年)。
孝標らの上洛旅はそれより430年以上前。
なおのこと海岸線は近かっただろう。進むにはできるだけ内陸側(西側)を進まねばならない。
桜田門(荏原郡桜田郷)から丘陵裾野を南に進む(現国道1号桜田通り)。
桜田門正面の警視庁他→外務省→財務省→文科省の各ブロックが続くが(千代田区霞が関)、それぞれの間は霞が関坂、潮見坂、三年坂と名前が付くかなりの急坂であることに気づく。
虎ノ門交差点を過ぎ、港区となり進行左側(東)には愛宕山(25.7m)の緑と起伏が見えてくる。
その先は芝公園となるが増上寺南側の芝公園4丁目には芝丸山古墳(5世紀代、全長106mの前方後円墳)や丸山貝塚(縄文中期末~後期)がある。海に近い高台らしい。