古代東海道・更級日記の道

1020年、菅原孝標女が歩いた上総(千葉)から京への古代東海道を探索しながら進みます。

磨り石の展示について

あるところで見た展示

 あれ?うちの庭に転がっている石に似ているなあ。

 

 

 

 

もしかして遺跡の石が我が家に?そんな馬鹿な。

展示の説明をよく見ると

 磨(す)り石とある。古代の人が磨いて作った石ではなく、植物を磨(す)るために用いた

石らしい。

とすると遺跡発掘場所で見つかった石もそこら辺に転がっている石も、石自体には変わりはなく、竪穴建物跡で見つかり当時の人が使ったであろうと推測されるか否かの違いだけになりそうだ(加工その他の痕跡が全くなければ)。

もし発掘する人が他で拾ってきた石を発掘現場で混入させたらどうなるのだろうか。

 

10年以上前になると思うが東京都立川あたりで有名大学の先生が土中から大変な遺跡物を見つけたとの報道があった。

 しかし、その後土建業の人から私が捨てた廃棄物ではないかと申し出があって落着した事件もあった。

ほとんどの人は過失はあっても悪意・故意はないだろうけどたまにそうでない人もいて事件になってしまう。

 そうだ、いつか読んだ本にある蓮の種について発見した人が別のところで採取したそっくりの種を持っているのを見たと意味深長なことを書いていたのを思い出した。